静かにならない犬

家で飼っている犬は、元気で無邪気な性格で可愛いのですが、食事中に騒いでしまい困っていました。
最初は、食事中居間に連れてきて一緒にご飯を食べていたのですが、父に懐いており父の足元で吠えたり飛び跳ねたりとうるさいので何か対策を考えようと家族で考えました。
椅子にペットシートを敷いてそこに乗せていたのですが、「構って・構って」と椅子の上で飛び跳ねて、落ちそうになって怖いので諦めました。
次に居間にケージを置きそこに入れてみたのですが、ケージを引っ掻いたり父の方を向いて吠えてしまい、余計にうるさくなってしまいました。
その後も、ご飯の時間は二階にあるケージの中に入れておいてご飯の時間をずらしてみるなどやってみましたが、時間になっても餌がもらえないということで近所迷惑になるほどに吠えまくり、両親が罪悪感を感じてしまい、一緒に食べています。
何をやっても静かになることはなく諦めかけていた時に、父が犬の写真を撮るのに窓の縁に冗談で置いてみたら足場が狭いからか怖くなって静かになってしまいました。
これはチャンスと食事中は縁の上が犬の定位置になってしまいました。
最初は縁が狭いので、端のほうに行ってしまったら戻れない一方通行で可愛そうと思ってましたが、片方だけではなく両方の窓を開けることで狭い窓の縁でも自由に動き回れるようになり、狭い縁の上でも楽しそうに遊び、騒いでいます。
もう、静かにさせるのは無理と判断し、食事中父の膝の上に乗せたら簡単に静かになってしまいました。
父は食事中に膝の上で犬が動き回るので迷惑がっていますが、私たちは、静かになってうれしいですし、膝の上で動き回る可愛いしぐさを食事中の楽しみとしています。

 


友達の犬の話

 

飼い犬ではなく、友達の犬の話になりますが、子犬をもらったとのことで、見せてもらいました。種類はキャバリアで、とても可愛かったです。しばらくして、またお宅にお邪魔してチャイムを鳴らしたのですが、友達がなかなか出てきません。鍵が開いていたので、とりあえず玄関に入り、友達の名前を呼びました。すると、出てきたのは友達ではなく、犬の方でした。その子はおとなしく、吠えているのを聞いたことがありません。その時も、尻尾を振って近づいてくれるのですが、家主が出てきてくれないことにはどうにもなりません。(今のように携帯を持っている時代ではありませんでした。)

しばらくそうしていましたが、友達が一向に降りてくる気配がないので、犬に許可をもらったことにして、お邪魔することにしました。すると、その子も一緒になって階段を上がり、先導してくれました。しかし、友達の部屋の前まで来ると、そこで座り込んでしまいます。そう、吠えることをしないので、扉が開くまで待っているのです。扉をカリカリするでもなく、ワンというでもなく、扉をじっと見ながら座っています。その姿はとても愛らしいものでした。

ただ、いくら愛らしくても、ずっとそうしていても仕方ないので、部屋をノックすると、ようやく友達が出てきました。ゲームに夢中になって気づかなかったようです。部屋に入れてもらうと、犬も一緒に入り、その子は一目散にコタツに入りました。しばらくすると何やら音がするので、コタツの布団をめくると、その犬が中で思いっきりいびきをかいていました。友達曰く、冬場はコタツかベッドの布団で寝ているとのことで、その姿はまるでグータラ過ごす人間のようでした。それでも犬は犬です。耳がいいのですが、友達のお母さんのことが大好きで、お母さんが買い物から帰ってきた気配を察すると、すぐに起き上がりコタツから出てきました。でも、そうです。その子は扉が開くまで何もせず待っているのです。その時も、僕が気づくまで扉の前で待っていたままでした。開けてやると、「ありがとう」というような目をこちらに向けて、下に降りていきました。その姿に癒されたある冬のお話でした。


犬同士でも相性が悪いってあるの?

 

人同士に相性というのがありますが、犬同士にも相性ってあるのでしょうか?
先日、2歳になるコーギー犬を連れてドッグランとプールに行ってきました。
日常の散歩では思い切り走らせてあげることができないので、我が家では月に二度ドッグランに連れて行きます。
リードから解放され思い切り走る姿は、とてもイキイキしています。
まるで日頃のストレスを発散しているように見えます。
ドッグランは走るだけではなく、たくさんのワンちゃん達と交流させることもできるし、色々な犬種と遊ばせることもできます。
犬社会をお勉強させるには最高の場所です。
エリアは小型犬と中・大型犬に分かれていて、コーギー犬は中・大型犬エリアになります。
ゴールデンレトリバーやシェパードなどの大型犬、ジャックラッセル、柴犬、ビーグル犬などの中型犬が一緒のエリアです。もちろんコーギー犬もたくさん遊んでいますよ。

そのドッグランでの出来事です。
いつもは犬種や体格に関係なく他のワンちゃんと追いかけっこしたり、よその飼い主さんの所に行ったりして遊んでいる子が、突然「ウ~ワンワンワン!」と吠える時があります。
それも決まって柴犬とビーグル犬だけに吠えるのです。
思いっきり鼻にしわを寄せて、吠える顔はまるで鬼のよう。
相手は犬同士のご挨拶に寄ってくるだけなのに、それさえ気に入らない様子。
吠えるのはドッグランだけではなく公園やプールでもあります。
気持ちよさそ~に泳いでいるかと思えば、いざプールから出るとビーグル犬に「ウ~」。
ある犬とは仲良くするのに、ある犬には吠えるという理由が分かりません。
以前、何か引き金になるようなことがあったかな?それとも匂いなどで判断できるのかな?
何かしら気に入らない部分があるのだろうと思いますが…
飼い主としては、どのワンちゃんとも仲良くしてほしいと願うのですが、犬社会のことを理解するのは難しいです。
人同士にも好き嫌いがありますが、それと似ているのでしょうね。


犬のいる生活

私は小さいころから家で犬を飼う事が夢でした。毎日出かけるときには「いってきます」の挨拶をし、帰宅するときには出迎えに来てくれる犬たちとの生活が憧れでした。そんな夢を抱きながらも、実家がマンションであることが犬を飼えないという理由で飼えずじまいでした。
そんあ想いを抱きながら小学生だった私は社会人を迎えました。実家から職場まで通っていたのですが、ある日職場で昼食をとっている際に妹から一通の写メールが送られてきました。おもむろに携帯電話を開くと、そこには一匹の柴犬の子犬の写真が添付されているではありませんか。そしてその写真の下には一言、「今日から家族になりました。」というメッセージが添えられていました。
こうして、まさか飼えるとは思っていなかった犬が、何の前触れもなく(事前の相談もなく!)帰宅後には家族になっているではありませんか。まだ片手だけで体を持ち上げられるほど小さかった体ですが、しっかりとした太い前足とくるりとした瞳にはあふれんばかりの生命力を感じました。
よく食べ、小さな尻尾をぶんぶん振り回しながら部屋を駆け回る姿はまるでぬいぐるみのようで、激務から帰った私を癒してくれました。ただ、仕事の都合で深夜遅くに帰り早朝に出社する私には、彼と過ごす時間は短すぎました。3ヵ月後ぐらいには体も大きくなり、彼の中に家族の中の序列ができあがります。体の大きな父は1番目、一緒に沢山遊んでくれる大学生の妹は2番目、毎日えさを与えてくれるしつけに厳しい母は三番目。そして眺めるだけで遊んでくれない私が四番目。
犬は自分を大切にしてくれる、肌でふれあってくれる人間をよく見抜いています。序列が出来上がるにつれ、だんだんと私が帰宅をしても尻尾すらふらなくなってしまったのです。ただ、目線で私を追うなのです。しかし、妹が帰宅するとなると家の中へ入る前から大騒ぎをし、家中を嬉しくて走り回ります。この対応の違いには舌を巻いてしまいました。
その後一身上の都合により退職をし、しばらく家へいることになった私は、これまでの時間を取り戻すべく遊びに遊んでやりました。そうすると彼の中でも私は大切な仲間の一部となっていたようです。気づけば私がうちの鍵を開ける前にこちらへ走ってくる音がドアの向こうから聞こえるようになりました。
ようやく彼に仲間の認定をしてもらった私。新しい仕事も決まり、順風満帆に再スタートをきりました。新しい仕事にも慣れ、親しい同僚とランチをしていたときです。私の携帯電話に一通の写メールが送られてきました。最後のデザートを食べる手を止め、メールを開きました。
気持ちよく寝る私の犬の写真でした。そしてふとその隣に目をやると、黒い小さな塊がこちらを見つめているではありませんか。
柴犬と私。その日からまた新たな仲間が増えたのでした。